住まいの環境
「住まいの環境」を考える。
「住まいの環境」というと、何を思い浮かべますか?
日当たり、風通し、温熱、自然素材などなど・・・。
様々なキーワードが出てきます。どれも大切な要素ですが、
私たちが家づくりを考えるときに思う「住まいの環境」は、その影響力についてです。
なぜなら、私たちは私たちが思う以上に「住まいの環境」の影響下にあるから。
地球上での毎日の暮らしは約24時間あります。
その内の8時間は仕事としても、通勤時間や、諸々で2時間、合計10時間。
そうすると残りの14時間、少なくとも一日の半分は家の中で過ごしていることになります。
コロナで在宅勤務をしたり、専業主婦や子育てなどで仕事をしていない場合だと、
ざっとみても一日の3分の2以上は家の中です。
それだけの長い時間家の中で暮らすわけですから、その影響力の大きさが分かります。
次に、どんな影響があるのか。
よく言われるのは健康のことでしょうか。
表層だけ見てみてもシックハウスや、アレルギー、最近ではヒートショックとか。
もう少し深く見てみると、例えば汗をかきにくい子供とか、ちょっとした段差で躓いてしまう高齢者とか、
直接的な健康ではないけれど、これも暮らし方によって影響を受けた結果なのかなと思います。
住まいの環境が暮らし方をつくって、その影響を中の人に与える。それが「住まいの環境」だと考えています。
そして心の健康にも影響を与えます。
コロナで家にいる時間が増えたことにより、おうち時間といった言葉が流行りました。
家にいる時間が長くなって、普段気にならなかったことが気になるようになったからだと思います。
改めて住まいでの時間を見つめ直したとき、誰もが暮らしのクォリティーを高くしたいと思ったことでしょう。
意識することは少なくても、暮らしの中でのストレスは結構あります。
空気質が悪化すれば新鮮な空気を吸いたいと思うのもストレスですし、
片付けたくても片付かないことも、落ち着ける場所がないこともまたストレスです。
考えたら切りが無いんですが、折角新しくつくる我が家だからこそ、そういったことも考えてあげたいですよね。
とても大切だと思うから、家を建てる人には一度は考えて欲しい。
「住まいの環境」について気になることがあれば何でも聞いて下さい。
「住まい方教室」でももっと詳しくお話ししています。